「PayPayと楽天ペイって、どっちがお得なの?」
そんな疑問をお持ちの方へ!
結論からお伝えすると、PayPayと楽天ペイはご自身の環境にあわせて使い分けることがお得です。
「自分はどっちを使うべきかわからない…」「お得に使える方法を知りたい!」「ポイント還元と聞いても、いまいちピンとこない」といった方もいらっしゃると思います。
本記事では、PayPayと楽天ペイを使い分けた方がいい理由をはじめ、ポイント還元率やメリット、デメリットなどを比較し、分かりやすく解説いたします。
この記事を読むことで、PayPayと楽天ペイをお得に使い分けることができます。
それでは、早速みていきましょう!
目次
1.【PayPayと楽天ペイ】どっちがお得か比較!結論は使い分け
結論からお伝えすると、PayPayと楽天ペイは使い分けることで、お得に利用することができます。
PayPayを使った方がいい場合
- ソフトバンクユーザー
- PayPayゴールドカードを持っている
- Yahoo!ショッピング、Amazonでの利用回数が多い など
楽天ペイを使った方がいい場合
- 楽天モバイルユーザー
- 楽天クレジットカードを持っている
- 簡単にポイント還元してほしい など
以上のように、両者どちらも強みがある決済サービスのため、ご自身の環境にあわせて使い分けることが得策といえるでしょう。
しかし楽天ペイは、PayPayと比べると基本ポイント還元率が0.5%高い特徴があります。
また最大還元率の条件もPayPayと比べると、楽天ペイのほうが簡単かつシンプルです。
PayPayと楽天ペイの次の基本情報を比較しました。
- ポイント還元率
- それぞれの違いと特徴
- PayPayと楽天ペイの利用上限額
- 使える店舗数を比較
- チャージ先と支払い方法の違い
2章以降で詳しく解説いたしましたので、ぜひご参考ください。
2.PayPayと楽天ペイのポイント還元率を比較!
PayPayと楽天ペイのポイント還元率は次のとおりです。
PayPay | 楽天ペイ | |
---|---|---|
基本的なポイント還元率 | 0.5% | 1.0% |
最大ポイント還元率 | 2.0% | 1.5% |
最大ポイント還元率の条件 | 3つの条件あり | 1つの条件あり |
二重取り・三重取りした場合のポイント還元率 | 最大2.0~3.0% | 2.5% |
最大ポイント還元率だけをみると、PayPayのほうが高いですが、それらを達成するには様々な条件があります。
以下でPayPayと楽天ペイの基本ポイント還元率をはじめ、ポイントの二重・三重取りを比較して解説してまいります。
2-1.基本ポイント還元率を比較
PayPayと楽天ペイの基本のポイント還元率は次のとおりです。
PayPay | 楽天ペイ | |
---|---|---|
基本のポイント還元率 | 0.5% | 1.0% |
1万円決済した場合の還元ポイント | 50ポイント | 100ポイント |
PayPayと楽天ペイの基本のポイント還元率を比べると、楽天ペイのほうが高いことがわかります。
どちらも利用可能な店舗の場合は、楽天ペイを使うことでお得にポイント還元されます。
ただしキャンペーンや利用条件の達成によっては、PayPayのほうが高くなることもあるので、使い分けることも1つの手段でしょう。
2-2.最大ポイント還元率を比較
PayPayと楽天ペイの最大ポイント還元率は次のとおりです。
PayPay | 楽天ペイ | |
---|---|---|
最大ポイント還元率 | 2.0% | 1.5% |
1万円決済した場合の 還元ポイント |
200ポイント | 150ポイント |
最大還元率の 達成条件 |
|
|
PayPayと楽天ペイの最大ポイント還元率を比べると、PayPayのほうが高いことがわかります。
ただし、PayPayの最大還元率2.0%を得るには、
- 年会費11,000円のPayPayゴールドカードへの入会
- PayPayまたPayPayゴールドカードで合計30回以上決済
- PayPayまたPayPayゴールドカードで毎月10万円以上の決済
といった条件があります。
なかなか厳しい条件ですよね…。
PayPayゴールドカードではなく、年会費無料のPayPayカードを紐づけ、上記条件を達成した場合は、楽天ペイと同じ1.5%まで下がってしまいます。
それに対して、楽天ペイは楽天カードから楽天キャッシュにチャージすることで最大1.5%のポイント還元を得ることができます。
これらの理由により、楽天ペイのほうが簡単かつ手軽に最大還元率を得れる決済方法といえるでしょう。
ちなみに楽天キャッシュとはオンラインをはじめ、実店舗の楽天加盟店の支払いに利用できる電子マネーです。
2-3.PayPayと楽天ペイのポイント二重・三重取りを比較
PayPayと楽天ペイのポイント二重・三重取りは次のとおりです。
PayPay | 楽天ペイ | |
---|---|---|
二重取り・三重取りした場合の ポイント還元率 |
最大2.0~3.0% | 最大2.5% |
1万円決済した場合の 還元ポイント |
最大200ポイント | 最大200ポイント |
PayPayは、AmazonでPayPay決済した場合に限り、AmazonポイントとPayPayポイントの二重取りが可能です。
しかし、PayPayポイントの最大還元率にはステップアップ条件の達成が必要、またAmazonの商品によっては、Amazonポイント還元の対象外がありますので気をつけましょう。
PayPayポイントのポイント二重取りする条件は次のとおりです。
ポイント還元条件 | 内訳 |
---|---|
|
2.0% |
PayPayカードもしくは PayPayゴールドカードで決済 |
1% |
楽天ペイのポイント二重・三重取りする条件は次のとおりです。
ポイント還元条件 | 内訳 |
---|---|
楽天ペイで楽天カードを 紐づけてチャージする |
0.5% |
店舗での決済前に 楽天ポイントカードを提示 |
1.0% |
チャージ払いを選択して 楽天ペイで決済 |
1.0% |
また楽天ペイは、チャージからポイントカードの提示、決済までのすべてがアプリ上で完結します。
ただし、ポイントカードの使える店舗や加算ポイントの還元率はそれぞれ異なりますので気をつけましょう。
詳細は楽天ペイの公式サイトをご覧ください。
3.PayPayと楽天ペイのそれぞれの違いと特徴を紹介!
PayPayと楽天ペイのメリットとデメリットを1つの表にまとめました。
結論から申し上げると、安定したポイント還元率を簡単に獲得したい方は楽天ペイがオススメです!
ただし、
- PayPayゴールドカードを持っている
- AmazonやYahoo!ショッピングをよく利用する
といった方の場合は、PayPayを使うメリットが大きいでしょう。
ご自身の環境と照らし合わせて、2つのQRコード決済をどう使いわけるか?そんな判断材料になると思いますのでぜひご活用ください。
3-1.PayPayを使うメリット・デメリット
PayPayを使うメリットとデメリットは次のとおりです。
メリット |
|
デメリット |
|
楽天ペイと大きな違いとしては、PayPayはAmazonでQRコード決済ができます。
ただし、Amazon.co.jpのお支払いでご利用いただけるのは、PayPay残高(PayPayマネー)とPayPayポイントです。PayPayマネーライトは利用できません。
※引用元:AmazonでPayPayを使う
またAmazonの商品代金をPayPay決済で支払った場合、AmazonポイントとPayPayポイントの二重取りが可能です。
普段からAmazonをお使いの方は、PayPay決済を利用することでお得にポイントが獲得できます。
ただし、一部Amazonポイントの獲得対象外となっている商品もあるため、購入前に確認しておきましょう。
3-2.楽天ペイを使うメリット・デメリット
楽天ペイを使うメリットとデメリットは次のとおりです。
メリット |
|
デメリット |
|
PayPayと大きな違いとしては、最大還元率2.5%の条件が楽天カードを紐づけと連携して、「チャージ払い」で支払いするだけで完了します。
また楽天ペイは「モバイルSuica」と連携できるので、日常生活でも便利に活用できます。
具体的には、SuicaへのチャージやSuica払いに楽天カードや楽天ポイントが使え、貯めることができます。
なお、夜間自動チャージ機能を使うと、Suicaの残高がチャージ条件金額以下になると、夜間(1:30~3:30の間)に自動でチャージされます。
4.PayPayと楽天ペイの利用上限額の違いを比較!
PayPay | 楽天ペイ | |
---|---|---|
利用上限額 (1か月あたり) |
最大200万円 | 上限なし |
利用上限額を 最大にする方法 |
|
支払い元を下記のどれかに設定
|
残高払い | 最大200万円 | 最大50万円 |
*1クレジットカード払いはPayPayカードのみです。
PayPayと楽天ペイを比べると、残高払いを利用する方にとってはPayPayのほうが使いやすいといえます。
ただし、その他の支払い方法で比べると、楽天ペイには上限額がありません。
そのため、利用上限額を気にせず使いたい方にとっては、楽天ペイがオススメの決済方法となります。
以下でPayPayと楽天ペイの利用上限額を詳しく解説いたします。
4-1.【PayPay】1ヶ月あたり最大200万円
PayPay残高払いやPayPayクレジット払いは本人確認完了済みの場合、過去30日間で最大200万円まで利用可能です。
ただし、本人確認が済んでいない場合、最大10万円まで利用上限額が下がります。
以下、期間別の利用上限額の違いとなります。
過去24時間 | 過去30日間 | |
---|---|---|
本人確認 完了済みの場合 |
最大50万円 | 最大200万円 |
本人確認 未完了の場合 |
最大10万円 | 最大10万円 |
※引用元:PayPayクレジットの利用上限金額を引き上げるには
本人確認にはマイナンバーカードもしくは運転免許証、運転経歴証明書を利用することで手続きが完了します。
4-2.【楽天ペイ】1ヶ月あたり最大100万円だが例外あり
楽天ペイは支払い方法によって、次のように利用上限額が変動します。
支払い方法 | 過去24時間 | 過去1か月 |
---|---|---|
|
最大50万円 | 最大50万円 (例外あり*1) |
チャージ残高払い*2 | 最大50万円 | 最大50万円 |
請求書払い | 最大30万円 | 最大100万円 |
*1 支払元がクレジットカード、デビットカード、楽天銀行口座払いの場合は上限なし
*2 楽天ペイにおけるチャージ残高は「楽天キャッシュ」のことを指す
楽天ペイの請求書払いは、1日で使える金額が30万円までが限度となります。
それに対して、PayPayは50万円まで利用できるので、公共料金や税金などを多く支払う方にとってはPayPayのほうがオススメといえるでしょう。
5.PayPayと楽天ペイの使い方を比較!
5章では、PayPayと楽天ペイの、
- 使える店舗の違い
- それぞれのチャージ先と支払い方法
- 紐付け(連携)先にオススメのクレジットカード
といった部分から両者の違いを解説してまいります。
「日常生活でどう使い分けるか?」そんな判断材料として参考になる内容ですのでぜひご確認ください。
5-1.PayPayと楽天ペイの使える店舗の違い
PayPayと楽天ペイの使える店舗の違いは次のとおりです。
PayPay | 楽天ペイ | |
---|---|---|
コンビニ |
|
|
スーパーマーケット |
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|
飲食店 |
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|
家電量販店 |
|
|
オンラインショップ |
|
|
また上記に加えて、PayPayと楽天ペイは請求書払いにも対応しています。
両者の使える店舗の詳細は以下からご覧ください。
- PayPayが使える店、サービスは「PayPayが使えるお店 / サービス」からご覧ください。
- 楽天ペイが使える店、サービスは「楽天ペイ」からご覧ください。
5-2.それぞれのチャージ先と支払い方法
以下でPayPayと楽天ペイのチャージ先と支払い方法の違いを解説いたします。
PayPay | 楽天ペイ | |
---|---|---|
チャージ先 |
|
|
支払い方法 |
|
|
ソフトバンク、ワイモバイルまとめて支払いからPayPayにチャージする場合は、毎月初回のチャージは手数料無料となります。
ただし、2回目以降2.5%(税込)の手数料が発生し、チャージ金額に加え、手数料が含まれた金額がスマホの利用料金のお支払い時にまとめて請求されます。
それに対して、楽天ペイのチャージに手数料は発生しません。また楽天Edyを利用すると楽天キャッシュへチャージすることもできます。
5-3.紐付け(連携)先にオススメのクレジットカード
PayPayと楽天ペイの紐付け先にオススメのクレジットカードと利用先別のポイント還元率を以下の表にまとめました。
オススメの クレジットカード |
利用先 | ポイント還元率の内訳 | |
---|---|---|---|
PayPay | PayPayカード | PayPay対応店舗 | 0.5〜1.5% |
|
|
||
楽天ペイ | 楽天カード | 楽天ペイ対応店舗 |
|
PayPayは対応店舗で決済すると、0.5〜1.5%のPayPayポイントが還元されます。
またYahoo!ショッピングやLOHACOでの決済時には、2.0%のPayPayポイントと1.0%のTポイントが還元されます。
それに対して、楽天ペイでは他社クレジットカードも使えますが、楽天EdyやSuicaには楽天カードのみチャージ可能です。
そんな楽天カードでは、クレジット払いで1.0%、楽天キャッシュ払いで1.5%が還元されます。
6.PayPayと楽天ペイは連携できないが、間接的に送金はできる
残念ながらPayPayと楽天ペイは連携できません。またPayPayから楽天ペイに直接送金することもできません。
しかし、楽天銀行口座を経由することで楽天ペイからPayPayへ送金することはできます。
そんな楽天ペイからPayPayに送金する方法は次のとおりです。
- 楽天ペイアプリを起動する
- 楽天キャッシュを楽天銀行口座に移動させる
- 楽天銀行からPayPayに直接チャージする
以上、3つの手順で楽天ペイからPayPayへのチャージが完了します。
楽天キャッシュには、基本型とプレミアム型の2つがあり、次のように送付できる上限額が設定されています。
1回の送付上限額 | 1か月の累計 送付上限額 |
1ヶ月間の累計 受け取り上限額 |
|
---|---|---|---|
楽天キャッシュ 【基本型】 |
10万円 | 30万円 | 100万円 |
楽天キャッシュ 【プレミアム型】 |
10万円 | 100万円 | なし |
※引用元:楽天キャッシュ ルール
【基本型】と【プレミアム型】のどちらも保有している場合は、楽天キャッシュ【プレミアム型】の残高が優先されます。
楽天キャッシュ【基本型】を受け取る際、累計受け取り上限額を超える場合には受け取ることができませんので注意が必要です。
また楽天キャッシュから楽天銀行口座に送付、受け取る際に発生する手数料は無料となります。
なお、楽天キャッシュから楽天銀行口座に移動できる金額は、1円以上1円単位からとなるので気をつけましょう。
まとめ
「PayPayと楽天ペイのどっちを使うべきか?」と悩んでいる場合、普段利用する店舗やサービスから使い分けることがオススメの方法といえます。
PayPayを使った方がいい場合だと、
- ソフトバンクユーザー
- PayPayゴールドカードを持っている
- Yahoo!ショッピング、Amazonでの利用回数が多い など
それに対して、楽天ペイを使った方がいい場合は、
- 楽天モバイルユーザー
- 楽天クレジットカードを持っている
- 簡単にポイント還元してほしい など
以上のように、2つの決済サービスを比較すると、自分が使うべき決済サービスが分かると思います。
そのほか、基本ポイント還元率や最大ポイント還元率の条件、利用可能店舗などを比較してご自身の環境にあわせて使い分けてみましょう。
またPayPayと楽天ペイは連携できませんが、楽天銀行口座を経由することで、楽天ペイからPayPayに送金することは可能です。
PayPayと楽天ペイを使い分ける際は、ぜひご活用ください。