「iTunesカードとAppleギフトカードの違いって何?」という方、必見!
iTunesカードはAppleギフトカードに統合されたため、デザインや使えるものなどが新しくなりました。
そこで本記事では、iTunesカードとAppleギフトカードの違いについて解説します。
目次
1.iTunesカードはAppleギフトカードに統合されました!
2021年11月10日、「App Store & iTunesギフトカード」と「Apple Storeギフトカード」は「Appleギフトカード」に統合されました。
Appleギフトカードは、音楽やアプリなどデジタルコンテンツの購入に利用可能な「App Store & iTunesカード」と、Apple製品などの購入が可能な「Apple Storeギフトカード」の特徴を併せ持っています。
また、統合前のiTunesカードは、2005年頃に発売されたもの以外であれば、現在も利用可能です。
iTunesカードがAppleギフトカードに統合されるまでは、以下の順で変遷を辿っています。
- 【2005年頃〜】iTunesカード(iTunes Music Card)
- 【2012年頃〜】iTunesカード(App Storeカード)
- 【2014年頃〜】iTunesカード
- 【2017年頃〜】App Store & iTunesギフトカード
- 【2021年〜】Appleギフトカード
いずれも総称して「iTunesカード」と呼ばれることがあります。
2.iTunesカードとAppleギフトカードの違いを比較
iTunesカードとAppleギフトカードの主な違いをまとめました。
種類 | iTunesカード | Appleギフトカード |
---|---|---|
販売金額 | 1,500円〜5万円 | 500円〜25万円 |
使えるもの |
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有効期限 | 一部あり | なし |
販売場所 | 販売終了 | 販売中 (コンビニやApple Storeなど) |
デザイン | 1種類〜5種類 | 5種類 |
付属品 | なし | Appleのロゴステッカー |
iTunesカードとAppleギフトカードの一番の違いは「使えるもの」です。
iTunesカードがアプリ課金やデジタルコンテンツにしか使えないのに対し、AppleギフトカードはApple Store内の製品購入にも利用ができます。
以降にて、iTunesカードとAppleギフトカードの様々な違いを比較解説します。
2-1 販売金額
種類 | iTunesカード | Appleギフトカード |
---|---|---|
販売金額 | 1,500円〜5万円 | 500円〜25万円 |
販売金額 タイプ |
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iTunesカードとAppleギフトカードは、販売金額が異なりました。
iTunesカードが最大5万円分なのに対し、Appleギフトカードは最大25万円まで購入が可能です。
また、販売当初はiTunesカードは金額固定タイプしか販売していませんでしたが、2014年頃よりバリアブルタイプの販売がスタート。
そして、その後Appleギフトカードでも同様にバリアブルタイプが採用されています。
バリアブルタイプの購入例:
「1,234円」「56,789円」というように、販売金額内であれば1円単位で好きな金額を購入できます。
\販売場所ごとに買える金額は?/
2-2 使えるもの
種類 | iTunesカード | Appleギフトカード |
---|---|---|
使えるもの |
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iTunesカードは、App StoreやiTunes Store、Apple BooksなどのiOSアプリを介して、アプリや音楽、映画などのデジタルコンテンツの購入が可能です。
一方でAppleギフトカードは、iTunesカードで購入できるものに加え、Apple Store内での販売商品を購入することができます。
iPhoneなどのApple製品のみ購入できると思われがちですが、Apple Storeで販売されているものであれば購入ができるため、「Beats」や「Logicool」などの製品も購入可能です。
\何に使える?/
2-3 有効期限
種類 | iTunesカード | Appleギフトカード |
---|---|---|
有効期限 | 発売当初以外は 有効期限なし |
有効期限なし |
発売当初から2005年頃までに販売されていたiTunesカードには、裏面に「購入時から6ヶ月間」と有効期限が記載されていました。
しかし、しばらくするとこの記載はなくなり、有効期限そのものがなくなりました。
そのため、裏面に期限の記載がないiTunesカードなら今でも利用可能です。
また、現在販売されているAppleギフトカードに有効期限はありません。
\使えない時は?/
2-4 販売場所
種類 | iTunesカード | Apple ギフトカード |
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販売場所 |
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iTunesカードは現在販売されていませんが、以前はコンビニをはじめとする実店舗や、Apple Store、各キャリアのオンラインストアでも取り扱いがありました。
Appleギフトカードに変わってからも大きく販売場所に変更はありませんが、各キャリアのオンラインストアでは取り扱いを終了しています。
\販売場所一覧/
2-5 デザイン
種類 | iTunesカード | Appleギフトカード |
---|---|---|
デザイン数 | 1〜5種類 | 基本5種類 |
素材 |
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iTunesカードは、発売時期によって様々なデザインがありますが、Appleギフトカード統合前の「App Store&iTunesギフトカード」のデザインは1種類のみです。
また、デザイン以外にカードの材質にも違いがあり、iTunesカードはプラスチック(PET素材)や紙製、Appleギフトカードは紙製といった特徴があります。
2-6 付属品
種類 | iTunesカード | Appleギフトカード |
---|---|---|
付属品 | 付属品なし | Appleのロゴステッカー |
iTunesカードには付属品はありませんが、カードタイプのAppleギフトカードには「Appleのロゴステッカー」が付属しています。
ステッカーのデザインは全5種類で、カードタイプから見えるデザインのステッカーがそのまま封入されており、購入時に自分で好きなデザインを選ぶことができます。
なお、コードタイプの場合はメールでギフトコードが届くため、ステッカーは付属しません。
\ステッカーの使い道は?/
2-7 ギフトコードの確認方法
種類 | iTunesカード | Apple ギフトカード |
---|---|---|
ギフトコード 確認方法 |
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iTunesカードのギフトコードは、カード裏面のスクラッチを削ったり、シールを剥がすことで確認が可能でした。
対してAppleギフトカードは、封入されている台紙に直接ギフトコード番号が記載されています。
そのため、Appleギフトカードの方がギフトコード確認までの工程が簡単になったと言えます。
3.iTunesカード&Appleギフトカードの種類と歴代デザイン
iTunesカードがAppleギフトカードに統合されるまでの間、iTunesカードのデザインは繰り返しリニューアルが行われていました。
また、デザインだけでなく、機能面やユーザビリティも見直されてきたため、これまでに様々な種類のiTunesカードが誕生しています。
そこで以降では、iTunesカードの種類と、歴代デザインごとの特徴を紹介します。
3-1 【2005年頃〜】iTunesカード(iTunes Music Card)
2005年8月4日、Appleは「iTunes Music Store」を日本でオープンしました。
iTunes Music Storeのオープンと同時に「iTunes Music Card」が販売され、これが後に「iTunesカード」となります。
有効期限があったのも、この時期に販売されていたiTunes Music Card(iTunesカード)です。
画像出典元:Yhoo!オークション
プラスチック(PET素材)で作られており、見た目はテレフォンカードのような印象です。
このデザインはiTunesカードの中でも長く起用されていましたが、その間には以下の変更がされることもありました。
- 発売当初は表面に「iTunes Music Card」と表記があった
- その後「iTunes Card」に表記が変更され、額面も記載された
- 最終的に額面とカード名の記載が消え、デザインのみになった
その他にも、幾何学模様やコラボデザインなど、一時的に起用された限定デザインがあります。
この時期のiTunesカードは、ギフトコードを確認するために、裏面のスクラッチ部分をコインで削る必要がありました。
3-2 【2012年頃〜】iTunesカード(App Storeカード)
2012年頃からは、iTunesカードとApp Storeカードの2種類が販売されていて、それぞれ当時のiOSアプリのアイコンのデザインが起用されていました。
iTunesカード


画像出典元:ラクマ
App Storeカード


画像出典元:ラクマ
iTunesカードとApp Storeカードは名称こそ違うものの、どちらも使い道に違いはなく、同じデジタルコンテンツの購入に利用が可能です。
そのため、iTunesカードでApp Storeアプリ内で課金も可能で、App StoreカードでiTunes Store内の音楽を買うこともできました。
この時期のiTunesカードは、プラスチックから厚紙のような材質に変更。
また、裏面のスクラッチ部分はシールに進化し、コインで削る必要がなくなりました。
3-3 【2014年頃〜】iTunesカード
2014年頃からは、iTunesカードとApp Storeカードの区別がなくなった、カラフルなペンキ塗装のようなデザインのiTunesカードへと移り変わりました。
画像出典元:Apple公式
カラーの異なる5種類のデザインがあり、カラーごとに額面が決まっています。
カラー | 額面 |
---|---|
ブルー | 1,500円 |
オレンジ | 3,000円 |
グリーン | 5,000円 |
パープル | 1万円 |
ブラック | 1,500円〜5万円 (バリアブル) |
バリアブルタイプの販売は、2014年頃のこのiTunesカードから始まりました。
この時期のiTunesカードの材質は、厚紙のような紙素材です。
3-4 【2017年頃〜】App Store & iTunesギフトカード
App Store&iTunesギフトカードは、iTunesカードの後に販売していたギフトカードです。
青地に白いAppleのロゴが書かれているデザインの1種類のみで、材質は紙製です。
App Store & iTunesギフトカード


Apple Store内の製品購入にのみ使える「Apple Storeギフトカード」と区別するために、名称を「App Store&iTunes」とすることで、何に使えるギフトカードなのか明確にしています。
Apple Storeギフトカード


画像出典元:Apple公式
この「App Store&iTunesギフトカード」と「Apple Storeギフトカード」の機能が統合されたのが、現在販売されているAppleギフトカードです。
2019年頃から、裏面のシールで剥がすギフトコード部分が、シールの角をひっぱると渦巻き状になった紐のように剥がせる仕様に変更されました。
3-5 【2021年〜】Appleギフトカード
Appleギフトカードは、全5種類のデザインがあります。
カードタイプの場合、封入されているステッカーにこのデザインが印刷されています。
iTunesカードはデザインによって額面の違いがある時期もありましたが、Appleギフトカードは右上の数字で額面の判別が可能で、ステッカー以外にデザインごとの違いは特にありません。
Appleギフトカードになってから、材質は紙製に変わりました。
また、ギフトコード番号も封入されているステッカーの台紙の裏面に記載されるようになりました。
3-6 番外編
iTunesカードやAppleギフトカードには、その他にも以下のデザインや種類があります。
いずれも有効期限はないため、現在も利用可能です。
Apple初売り


毎年開催されるApple初売り時にのみ販売&特典で配布される限定デザインのAppleギフトカード。
異なるのはデザインのみで、機能面はAppleギフトカードと同様です。
Apple Musicカード


画像出典元:Apple公式
Apple Musicの支払いに利用できるギフトカードとして、2018年頃まで販売されていました。
Apple Musicの支払い以外にも、iTunesカード同様にデジタルコンテンツへ利用可能です。
楽天市場オリジナルデザイン


画像出典元: Apple Gift Card 認定店
楽天市場ではコードタイプのみ販売されていますが、Apple公式サイトとも異なる7種類のデザインがあります。
その他にも、Appleギフトカードは販売国ごとに異なったデザインがあります。
4.iTunesカードとAppleギフトカードに関するよくある質問
iTunesカードとAppleギフトカードに関してよくある質問をまとめました。
気になる内容は確認しておきましょう。
以降にてQ&A形式で回答します。
Q1:iTunesカードは今も使える?
A:初期に発売されたiTunesカードでなければ、今も使えます。
初期のiTunesカードは有効期限が6ヶ月でしたが、以降発行されたiTunesカードには有効期限がありません。
そのため、現在もデジタルコンテンツに利用はできます。
Q2:iTunesカードとAppleギフトカードは一緒に使える?
A:使えます。
どちらもAppleアカウント残高にチャージすることで、デジタルコンテンツやアプリ課金に利用可能です。
ただし、iTunesカードでチャージしたものは、Apple Store内の製品購入には使えないので注意しましょう。
Q3:iTunesカードやAppleギフトカードは換金できる?
A:どちらもできます。
ただし、どちらも買取している実店舗は少数なため、オンラインのギフト券買取サイトでの売却がおすすめです。
古いタイプのiTunesカードを買取している買取サイトは少ないですが、当社買取ヤイバでは買取可能なため、一度お問い合わせください。
iTunesカードとAppleギフトカードの違いのまとめ
iTunesカードとAppleギフトカードの主な違いは、買えるものやデザイン、販売金額などです。
現在正規店ではAppleギフトカードしか販売されていないため、購入する際に間違えることはまずありません。
また、iTunesカードは販売時期によって様々な種類や細かな違いがありますが、デザインによって判別することができます。