近年よく耳にするようになった「モアタイム」システム。
モアタイムシステムに参加している銀行口座をもっている人ならその便利さに助けられたことが幾度かあるかと思います。そもそも、「モアタイム」システムって何なの?と、ピンと来ていない方もいますよね。今回はそんな方のために24時間着金のモアタイムシステムについて詳しくお話していこうと思います。
2018年の10月からモアタイムシステムは始まりました。
モアタイムになる前は銀行へすぐに入金できる時間が平日の日中だけだったため、土日や祝日、また平日であっても夜に振り込んでしまうと入金が確認されるのは翌営業日の午前9時以降という状態で、振り込まれた後すぐに使うことはできず、待たなければいけませんでした。
振り込む側も、振り込まれる側も、「即時で振り込めたら(着金できたら)なあ…」と思う事がたくさんあったと思います。
そんな悩みをすべて解決したのがモアタイムシステムで、入金する銀行と受け取る銀行がモアタイムシステムに参加していたら、祝日であろうと土日や平日の夜であろうと振り込んだ瞬間に相手側に着金が確認され、すぐに使えるようになります。モアタイムシステムのおかげですぐに着金しないといった悩みはなくなりいつでも送金などの銀行サービスを受けられるようになりました。
そもそも、どうしてモアタイムシステムというものが始まったのかをご説明いたします。モアタイムに関連という事で24時間開いているものですが、最初にコンビニはもちろん、飲食店でも24時間営業しているところもあり、ECサイトなども24時間です。さらに銀行自体もインターネット上なら24時間利用することができるのにも関わらず、振込などの銀行サービスが使えないので、なぜ使えないのか?という疑問が出てきました。
確かに、インターネット上で銀行が開いているなら振り込んで即日着金もしてくれないとなんのために利用できるのか分からないですよね。そういった世の中の流れを見た結果、いつでも着金できるモアタイムシステムを開始するという流れになったわけです。
ここまで説明した通り、モアタイムシステムは夜中であろうと、祝日であろうといつでも振り込めて、入金確認もすぐにできるとても便利なシステムになっていますが、もちろん注意点もあります。まずはモアタイムシステムに参加している銀行から参加していない銀行へ入金した場合ですが、モアタイムシステムは入金する側とされる側の銀行がどちらも「モアタイム」に参加していて初めて成立するものなので、どちらか一方が「モアタイム」に参加していない銀行の場合、モアタイムシステムの適用ができなくなってしまいます。もう1点注意すべき点ですが、土日祝日の夜間にはシステムメンテナンスなどでモアタイムシステムを切断されている銀行もございます。メンテナンスの場合は入金が翌日営業日の午前9時以降の着金になりますのでお気をつけてください。
現在では
2021年4月5日の時点では、大手の銀行をはじめとした計1,136の金融機関がモアタイムシステムに参加しているみたいなので、参加していない金融機関のほうが少ないかもしれません。